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空き巣が諦める鍵の種類は?

自宅などに取り付けられている鍵を一度も交換したことがない、古い鍵のまま使い続けているという人は、空き巣などの侵入窃盗のターゲットにされる危険があります。
侵入窃盗の発生件数は年々減少していますが、それでも年間に数万件の被害が発生しています。

自宅の防犯を考えたとき、最初に対策を考えるのは、これらの侵入窃盗に対するものだと思います。

しかし、「自分は大丈夫」や「戸締まりはしっかりしているから心配ない」と思っている人もまた、多いのではないでしょうか?

空き巣が自宅に侵入する手口として、無施錠の家を狙うという手口が多いのはもちろんですが、鍵をしっかり閉めていた場合でも、ピッキングやサムターン回しといった他の手口で空き巣に侵入される危険はあります。

そのため、戸締まりに注意するだけでなく、ピッキングやサムターン回しに強い鍵を取り付けることをおすすめします。


ここでは、どのような鍵が空き巣対策になるのか、防犯対策で効果の高い鍵の種類についてご紹介したいと思います。

防犯対策に効果のある鍵の種類

鍵と一口で言っても様々な種類があります。ホームセンターなどに行けば自宅の玄関に取り付ける様々な鍵の現物を見ることもできます。

10年以上同じ鍵を使っている人は、防犯対策として鍵の交換をおすすめします。

鍵も長く使い年が経つに連れて内部で劣化が進みます。
劣化すると故障などの不具合を起こす頻度が高くなりますし、古い鍵は空き巣などの犯人に構造を解析されているため、ターゲットにされる危険が増します。
そのため、防犯効果の高い鍵に交換する必要があるのです。

防犯効果の高い鍵

1 ディンプルシリンダーキー

ディンプルキーは鍵の表面に大きさや位置、深さなどが違う穴のある鍵のことで、一般的なピンシリンダーキーよりも構造が複雑になっているためピッキングによる鍵開けが難しい鍵です。


最近は、このディンプルシリンダーキーが主流になってきていますが、古いマンションやアパートでは普通のピンシリンダーキーを未だに使っている所もあり、入居前に鍵の交換が必要な場合があります。


2 指紋認証キーや暗証番号キー

指紋認証とは人間の指紋で鍵の開錠を行う生体認証機キーの一種です。
また、暗証番号キーとは暗証番号で鍵の開錠を行う鍵です。

指紋認証キーは、登録された指紋を持つ人でなくては鍵を開錠することができず、暗証番号キーは暗証番号を知らないと開錠することができません。

この2つの鍵のメリットには、鍵自体を持ち歩く必要がなく、鍵を紛失したり盗まれるといった心配が少ないという点があります。

最近はスマートホームなど、自宅の様々な設備を電子的に管理コントロールする手法を取っている住宅も増えてきています。

その設備の一環として、スマートロックと呼ばれる、スマホアプリなどを通して鍵の開錠を行う仕組みも登場しました。

3 ロータリーディスクタンブラーキー

鍵メーカーである美和ロックが開発した鍵がロータリーディスクタンブラーキーです。この鍵はメーカー独自の機構を取り入れ、安価ですがピッキングに強い鍵として人気の高い鍵です。

ただし、注意していただきたいのは、ロータリーディスクタンブラーキーの古いバージョンではピッキングによる開錠が難しくないこと。

古いバージョンのロータリーディスクタンブラーキーを使っていた場合は新しい鍵に交換することをおすすめします。

今からでも出来る自宅の防犯対策

ピッキングやサムターン回しによる空き巣被害を防ぐためにも、自宅の鍵をピッキングやサムターン回しに強い鍵に交換することをおすすめします。

また、鍵の交換だけでなく、他にも自宅の防犯対策として出来ることを今から始めていきましょう。

  • 鍵の施錠はしっかりと行う
  • 玄関や窓に補助鍵を取り付ける
  • 玄関前に暗がりを作らない
  • 空き巣のマーキングが無いかチェックする
  • 警報ブザーや感知式ライトを設置する
など

鍵の交換を含めて、自宅の防犯対策には出来ることがたくさんあります。 改めて、自宅の防犯対策についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

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